美容皮膚科
美容皮膚科

美容皮膚科は、皮膚の構造や加齢変化をふまえ、医学的に妥当な方法で肌悩みの改善をめざす診療領域です。当院は不確かな治療は行わず、科学的根拠に基づくケアを提供します。まじめに、誠実に、患者様の肌と正面から向き合うことを大切にしています。
皮膚の多層構造(表皮・真皮・皮下組織)と、メラニン・血管・コラーゲンといった標的に合わせて、適切な深さ・出力(エネルギー)・施術間隔を設計します。目先の見栄えだけでなく、中長期の肌の健全性(バリア機能・弾力・色調の安定)を重視します。
肝斑や日焼け直後、皮膚炎の最中など、施術をしない方がよい状況があります。そのような場合には無理に治療を勧めず、タイミングや別手段をご提案します。
期待できる効果と限界、起こりうる副反応までわかりやすく率直にご説明し、納得のうえで進めます。
肝斑・炎症の有無、妊娠・授乳など個々の肌状態に合わせて評価し、適切な施術のみをご案内。必要に応じて代替案や「行わない」選択も提示します。
目的に対して必要最小限の出力・ショットで設計し、ダウンタイムを抑えつつ蓄積ダメージを回避します(段階的に設定を調整)。
単発・コースの総額や追加費用の有無を事前に明示し、明朗会計でご案内します。
定期的にVISIAで撮影・計測し、前回からの変化を可視化。記録に基づき出力や間隔を再現・微調整して質を保ちます。
外用・内服・生活習慣まで含めた総合ケアで再発予防。施術前後のレジメンを個別に設計し、継続しやすいプランをご提案します。
予約・事前問診
Web/お電話/LINEから。既往歴・内服・日焼け状況・妊娠授乳の有無などを確認。お写真も事前に送ってもらえると診察がスムーズです。
受付・VISIA撮影
予約のお時間にご来院ください。VISIA撮影のデータを元に治療方針を検討します。
カウンセリング・医師診察
相談しづらいこともお気軽にお話ください。お悩みの言語化を助け、評価、適応の有無や選択肢を提示します。
同意手続き
内容確認・署名・撮影データの取扱いに同意。疑問点などはお気軽にスタッフにお尋ねください。
施術
当日施術の場合はそのまま施術にご案内します。
術後ケア
クーリング、セルフケア、内服、注意点、連絡方法などのご説明をして、次回予約をご案内します。
フォロー
LINE等での相談や、次回来院時に経過確認をします。定期的に写真で客観的な記録を残しながら、定期的に振り返りをしていきます。
しみは、肌内部で過剰に作られたメラニンが沈着して見える状態です。主因は紫外線ですが、遺伝やホルモン、炎症のあとなど原因はさまざま。同じ“しみ”でも種類により最適な治療が変わります。
| 日光性⾊素斑 | 紫外線による加齢性のしみ。頬やこめかみなどに現れやすい。 |
|---|---|
| そばかす(雀卵斑) | 鼻〜頬に⼩さな斑点が散財。遺伝要因が関与。 |
| 肝斑 | 頬・鼻下・額などに左右対称に出現。ホルモンバランスや摩擦が悪化要因に。 |
| 炎症後⾊素沈着 | にきび・かぶれ・やけど等の炎症のあとに残る⾊。 |
あわせてよく訴えられるくすみは、乾燥・血行不良・角質肥厚・微細な色素沈着などが複合して起こることが多く、原因に応じた対処が必要です。当院では、肌質・生活習慣・日焼け状況まで評価し、適応と禁忌を確認したうえで、外用・内服・光/レーザー・トーニング・導入ケアなどを過度にならない設計で組み合わせます。ますはお気軽にご相談ください。
にきびは、毛穴(毛包)が詰まり、皮脂がたまることで始まります。そこに皮膚常在菌(アクネ菌)が増えると炎症が起こり、赤みや腫れ、膿を伴う病変へと進行します。思春期のにきびは皮脂分泌の増加が主因ですが、大人のにきびはホルモンバランス、睡眠不足、ストレス、摩擦・マスク、化粧品の影響、紫外線など複数要因が絡み合って長引きやすいのが特徴です。
当院では、症状(面皰/赤いにきび/膿疱/結節)と肌質、季節や生活習慣まで評価し、過不足のない組み合わせ治療を設計します。まずは炎症を落ち着かせ、再発を予防する「土台づくり」から行うのが重要です。必要に応じて、
を段階的に組み合わせ、ダウンタイムや肌負担を最小限に抑えます。医療保険の対象となる治療と、自由診療の選択肢を適応に応じて丁寧にご提案します。
にきび痕のお悩みも少なくありません。治療は痕のタイプで異なります。
| 赤み(炎症後紅斑) | 炎症後に残る赤み。血管へのアプローチや鎮静ケアを行います。 |
|---|---|
| 色素沈着 | 茶色〜グレーの色残り。紫外線対策・外用・機器治療を組み合わせます。 |
| 凹凸(萎縮性瘢痕:アイスピック/ボックスカー/ローリング) | 段階的な治療が必要で、肌の反応を見ながら深さ・範囲・部位ごとにアプローチします(例:ニードルRFやフラクショナル系の治療など)。 |
大切なのは、今ある炎症を早期に鎮めて新たな痕を作らないこと、そして痕のタイプに合わせて現実的なゴールと回数を共有することです。無理な強出力は避け、中長期の肌の健全性を保つ設計で進めます。
にきび治療からにきび痕の改善まで、適応と禁忌を確認したうえで最適なプランをご提案します。まずはお気軽にご相談ください。
赤みの種類や肌質は人それぞれで、対処法も異なります。当院ではまず、生活とスキンケアの見直し(摩擦を減らす洗顔・十分な保湿・紫外線対策・温度差や刺激の回避)を土台にします。そのうえで必要に応じて、血管に反応する光・レーザーや抗炎症・整肌の外用など、医学的に妥当な選択肢を組み合わせ、無理のない計画で改善をめざします。
Tゾーンに目立つ開き毛穴、頬に楕円〜涙型に伸びるたるみ毛穴、ザラつきやメイクよれ、乾燥時に深く見えるちりめん小じわなど。背景には角質の乱れや皮脂バランスの崩れ、真皮コラーゲンの低下に加え、加齢・睡眠不足・季節変動などが複合的に関わります。毛穴の黒ずみやくすみが同時に気になる方も少なくありません。
状態や原因が異なれば、必要なケアも変わります。当院ではまず、洗浄・保湿・紫外線対策などの“土台”を丁寧に整えます。そのうえで必要に応じて、角質ケアや肌内部の働きを高める治療を段階的に組み合わせ、強さ・頻度を個別に調整。過度な負担を避けつつ、自然で健やかな質感へと導きます。
しわやほうれい線は、皮膚表面の問題だけではありません。真皮のコラーゲン低下や弾力の減少に加え、皮下脂肪の移動・支持靱帯のゆるみ・筋肉の動き・骨格の変化といった立体的な要因が重なって生じます。当院では、顔全体のバランスと各層の状態(皮膚・脂肪・筋肉・骨)を評価し、原因に合わせた過度にならない治療設計を行います。
まずの対策は紫外線防御・摩擦回避・十分な保湿といった日常絵ケアの見直しです。これがしわ予防の第一歩になります。医療的な治療は原因に応じて選択します。たとえば表情じわには筋肉の動きを調整するボトックス、ボリューム低下や輪郭の支え不足にはヒアルロン酸で立体感を補います。たるみや肌のハリ低下が主体の場合は、HIFU(Ultraformer MPT)やマイクロニードルRFなどでコラーゲン再生を促し、表面の細かなちりめんじわには外用薬(ビタミンAなど)や美容機器を組み合わせてアプローチします。
いずれも適応と禁忌を確認したうえで、強さ・量・間隔を個別に調整し、自然で長く続けられるプランをご提案します。
頬や目尻のたるみは、コラーゲン繊維の断裂や減少、エラスチンの劣化、ヒアルロン酸の不足などにより、肌の弾力と支えが弱くなることで生じます。加えて、皮下脂肪の位置変化や支持靱帯のゆるみも関与し、見た目の下がりや影が強調されます。
治療は大きく「引き上げ」と「土台づくり」の日本柱で考えます。前者は物理的に持ち上げる方法(例:糸でのリフトアップなど)で輪郭を整え、後者はコラーゲンやエラスチン産生を促すエネルギーデバイス(HIFU、マイクロニードルRFなど)や、不足したボリュームを補う注入治療(ヒアルロン酸等)で内側の支えを強くします。必要に応じてホームケア(紫外線対策・保湿・摩擦回避)も組み合わせ、過度にならない自然な変化を目指します。
当院では、顔全体のバランスや皮膚・脂肪・靱帯の状態を評価し、強さ・量・間隔を個別に調整。短期的な見た目の改善だけでなく、中長期の安定性まで見据えたメニューをご提案します。
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